HOME > ブログ > 外壁の雰囲気を変えないクリヤー塗装って?特徴から注意点まで徹底解説

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こんにちは!首都圏ハウスメンテナンス広報担当の田中です!

今日はタイトルにあるとおり、クリヤー塗装についてお話していきます!

築10年近くが経過し、外壁のメンテナンスを考え始めた際に「現在のおしゃれな柄や色合いをそのまま残したい」「塗りつぶしてイメチェンしたくない」というお悩みを抱える方は少なくありません。

そこでおすすめなのが「クリヤー塗装(透明塗料による塗装)」です。この記事では、クリヤー塗装の特徴や造色塗料との違い、塗り回数、施工割合、メリット・デメリットまで分かりやすく解説します。

クリヤー塗装とは?一般的な「色塗り」との違い

クリヤー塗装とは、無色透明な樹脂塗料を外壁に塗る施工方法です。

通常の外壁塗装では、顔料(色のもと)が入ったエナメル系塗料(エマルション塗料など)を塗り重ねるため、外壁のデザインや意匠性が1色で塗りつぶされてしまいます。

一方、クリヤー塗装は外壁の地の色や意匠をそのまま透かして保護するため、次のような特徴があります。

  • 現在の意匠性をそのまま維持できる(2色以上の柄がついたサイディングなど)
  • 塗膜に光沢(ツヤ)が出て、表面が新品のような質感に蘇る
  • チョーキング(手に白い粉がつく現象)の発生を長期間抑えられる

クリヤー塗料の質感とツヤ感の比較(AI 生成)

クリヤー塗料の質感とツヤ感の比較. 出典: 加藤塗装

クリヤー塗装は何回塗る?工法と塗り回数

外壁塗装の基本は「下塗り・中塗り・上塗り」の3回塗りですが、クリヤー塗装の場合は仕様によって塗り回数が異なります。

基本は「2回塗り」

多くのメーカーのクリヤー塗料(例:日本ペイント「ピュアコンディショナー」や各社無機クリヤー等)は、「1回目クリヤー塗布 + 2回目クリヤー塗布」の2回塗り仕様が主流です。下塗りの代わりとして1回目から透明塗料を塗布するため、工期が短縮されやすい利点があります。

外壁の劣化状態によっては「3回塗り」

築年数が経って外壁がかなり乾燥している場合や、特殊な下地調整(下塗り材の塗布)が必要な場合は、専用の下塗りを入れて3回塗りを行う場合もあります。

実際にクリヤー塗装を選ぶ割合はどのくらい?

外壁塗装全体の中で見ると、クリヤー塗装を採用する割合は全体の約10%〜20%程度と言われています。

割合がそこまで高くない理由として、次の条件が関係しています。

  1. 築10年前後でないと施工できない(築年数の制限)
  2. デザイン性のあるサイディング壁の家(タイル調・石目調など)に限られる
  3. ひび割れや変色が目立つ家では施工できない

「模様を残したい」と考えていても、劣化が進んでいるために断念して通常の色塗りに変更するケースが多いため、施工割合としては少数派になります。丁寧な手塗りで施工される外壁塗装(AI 生成)

丁寧な手塗りで施工される外壁塗装. 出典: スターペイント

クリヤー塗装のメリットとデメリット

後悔しない施工を行うために、長所と短所をしっかり把握しておきましょう。

メリット

  • デザイン・意匠性を残せる: 多色刷りの意匠性サイディングやタイル調の風合いをそのまま活かせる。
  • 工事費用・工期を抑えられる場合がある: 通常3回塗りのところを2回塗りで施工できるケースが多く、塗料代や人件費が抑えられることがある。
  • シーリング(目地)の上から塗れる: 施工手順によっては目地部分を覆うことで、シーリングの耐久性を引き上げられる。

デメリット

  • 傷や汚れがそのまま透けて見える: クリア(透明)のため、クラック(ひび割れ)や汚れ、補修痕を隠すことができません。
  • 難付着性サイディングには塗れない: 光触媒コーティングやフッ素コーティングが施されたサイディングには塗料が密着せず、剥がれるリスクがあります(専用のプレマーが必要)。
  • チョーキングや著しい色あせがあると白化する: 表面の劣化が激しい状態で塗ると、塗膜が白く濁るトラブルが発生します。

まとめ:クリヤー塗装が向いているのはこんな人

クリヤー塗装を検討する際のポイントは以下の通りです。

チェック項目判断基準
築年数築7年〜10年程度の比較的早い段階である
外壁の状態ひび割れや目立つ汚れ、色あせがない
外壁のデザイン2色以上の柄が入ったサイディングである

現在の外壁デザインがお気に入りで「築10年未満かつ目立った劣化がない」のであれば、クリヤー塗装は非常に魅力的な選択肢です。

クリヤー塗装の費用相場と、主要な塗料の種類(シリコン・フッ素・無機)ごとの耐用年数や特徴について解説します。

1. クリヤー塗装の総額費用相場

一般的な戸建て住宅(延べ床面積30坪前後 / 外壁面積120〜150㎡程度)の場合、足場代・高圧洗浄費・施工費を含めた総額相場は約50万円〜90万円が目安となります。

色付きの塗装(通常3回塗り)に比べて工数が2回塗りで済むケースが多いため、同グレードの樹脂塗料であれば通常の色塗りよりも数万円〜10万円ほど抑えられる傾向にあります。

2. 塗料の種類別(シリコン・フッ素・無機)比較

クリヤー塗料の価格と耐用年数は、ベースとなる樹脂の種類によって大きく変わります。

塗料の種類平米(㎡)単価耐用年数(目安)特徴・コストパフォーマンス
シリコン系2,000円〜3,500円/㎡10年〜15年一番人気・高コスパ
最も一般的でバランスが良く、実績も豊富な塗料です。次回メンテナンス時期(築20年前後)までのつなぎとして最適です。
フッ素系3,000円〜4,800円/㎡12年〜20年高耐久・汚れに強い
紫外線による劣化や摩耗に強い塗料。日当たりが強い南向きの外壁や、塗り替え回数を減らしたい方向けです。
無機系3,500円〜5,500円/㎡15年〜25年最高峰の耐久性
ガラスなどの無機成分を配合。親水性が高く汚れが付きにくいため、新築に近い美しい状態を最長期間維持できます。

(※上記単価は「塗料代+塗布工賃」の目安全額です。足場設置代やシーリング工事費は別途かかります。)

3. おすすめの選び方

  1. 費用と耐久性のバランス重視なら「シリコンクリヤー」「築10年目で初めての塗装だから、まずは予算を抑えつつ10〜12年持たせたい」という場合におすすめです。
  2. 2回目の塗装(将来の葺き替えや大掛かりなリフォーム)を先延ばしにしたいなら「無機クリヤー」クリヤー塗装は外壁の寿命(築30年程度)までに施工できる回数が限られるため、長持ちする無機塗料を選ぶことで家全体のメンテナンス回数を減らすことができます。

※クリヤー塗装を検討する際は、塗料の種類だけでなく「外壁の傷み具合(ひび割れや汚れの有無)」によって施工可能かどうか変わるため、事前に見積もりと併せて現地調査を依頼することをおすすめします。ご不明な点があれば首都圏ハウスメンテナンスまで!お電話お待ちしております!

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